盆地の水が育てた五蔵の系譜
諏訪盆地は、中央構造線と糸魚川静岡構造線が交差する地。その地下から湧く豊かな水が、江戸時代から醸造業を支えてきた。かつて13蔵あった酒蔵は、時代とともに減ったが、今も9蔵が諏訪地方に息づいている。そのうち5つが諏訪市に集中し、国道20号線沿いに並ぶ。これが「諏訪五蔵」だ。
寒暖の差が大きく、冬は氷点下15℃近くまで冷え込む大陸性気候。この厳しさが、米を仕込む手を研ぎ澄ます。精密機械の町として知られる諏訪だが、その根底にあるのは、こうした風土を読み取り、微細な変化に応じる職人気質だ。時計職人とは別の系統だが、同じ土地が育てた技術者たちが、世代を重ねて酒を造ってきた。
真澄のフラッグシップセットは、宮坂醸造が誇る純米吟醸と山廃純米吟醸の飲み比べ。300ml×4本という小ぶりな瓶は、季節ごと、気分ごとに異なる一杯を試す喜びをくれる。晩酌の卓に、盆地の冬の冷気と、仕込み水の透明さが届く。

湖と山に挟まれた町の、もう一つの顔
諏訪市は工業都市だが、同時に観光都市でもある。諏訪湖に隣接し、上諏訪温泉を抱え、霧ヶ峰高原を望む。この二面性が、返礼品にも表れている。

JTBふるさと旅行クーポンや楽天トラベルクーポンは、諏訪市内の対象施設で使える。温泉宿に泊まり、朝風呂に浸かり、地酒を飲む。そうした滞在の中で、この町の歴史と現在が交わる。江戸時代の上諏訪宿の面影を探しながら、セイコーエプソンの本社がある現代の工業都市を歩く。その往来の中に、五蔵の酒がある。

諏訪市への寄付は、観光と地酒、両方の入口になる。