夏の盆地で熟す、川中島白桃の重さ
平川市は三つの町村が合併してできた市だ。旧尾上町、旧平賀町、そして山越しの飛地・旧碇ヶ関村。その間を流れる平川は岩木川の支流で、津軽の盆地を潤している。冬は年間621センチの雪が積もる特別豪雪地帯。だからこそ、春から秋の日差しは果実に集中する。
津軽の桃 川中島白桃は、その盆地の夏を食べる返礼品だ。8月下旬から9月中旬、盛夏の熱が果肉に詰まった時期に届く。白い果肉は、冬の冷え込みと春の日差しの落差が生んだ甘さだ。届いたら、冷蔵庫で冷やして、朝食の食卓に置く。皮を剥く手に、果汁が流れる。その重さと温度が、夏の盆地の季節を家に運ぶ。

りんごの隔月便、秋から冬へ
同じ盆地で育つ甚八りんごは、秋から冬にかけて隔月で届く定期便だ。家庭用の訳あり品だから、形は不揃いだが、味は変わらない。冷蔵庫の野菜室に入れておけば、朝の果物として、あるいは煮詰めてジャムにして、冬の間ずっと食卓に上る。豪雪地帯の保存食としての役割も果たす。

米も、この土地の冬を支える
特別栽培米 はれわたは、令和8年産の先行予約だ。配送時期と内容量が選べるので、秋の新米から冬の備蓄まで、家の食べ方に合わせて受け取れる。盆地の水と、冬の冷え込みが育てた米。毎日の食卓に、この町の風土が着地する。

平川市の返礼品は、派手さより、季節の手当てを優先する品ばかりだ。冬が長い土地だからこそ、春から秋の果実を丁寧に育て、米を備える。その営みが、寄付者の台所に届く。
