埋め立てられた海岸線の向こう側
与那原町に入ると、まず目に入るのは中城湾の静かな水面だ。那覇から東へ9km、沖縄本島の東海岸に位置するこの町は、かつて天然の良港を持つ交易の要衝だった。戦前には鉄道も走り、山原船の出入りで賑わっていたという。いまその面影は埋め立てられた東浜地区に、マリンタウンプロジェクトの新しい施設として生まれ変わっている。
町は小さい。面積5.18平方キロメートル、沖縄本島で最も小さい自治体だ。運玉森と雨乞森という二つの丘に抱かれ、その間に海岸低地が広がる。この地形が、かつての港町の性格を決めた。遠浅で波が静かな海。それは戦後、埋め立てによって新しい土地へと変わっていった。
町に泊まり、湾を眺める
与那原に寄付すると、楽天トラベルのクーポンが手元に届く。このクーポンで、町内の対象施設に泊まることができる。中城湾を望む宿で、かつての港町の記憶を辿るような滞在になるだろう。

町の産業は、いまも海と土地に根ざしている。板良敷の当添漁港を中心に、ひじき漁が営まれている。海岸線約3kmにわたってひじきが生息し、年間約50トンの収穫がある。かつて鰹の水揚げで県内3位を誇った漁業の歴史は、いまも小さな漁港に息づいている。

陸では、サトウキビと菊の栽培が続く。島尻層群の泥岩・砂岩からなる丘陵地は、ジャーガル土壌に覆われ、この土が琉球焼物と赤瓦の製造を支えてきた。首里城復元の際に使われた赤瓦は、この町の窯業の手から生まれたものだ。戦前には県内生産量の2位を誇った窯業の技は、いまも町の工業を代表している。
小さな町だからこそ、海と山、漁業と農業、焼き物の技が地続きで存在する。より高い寄付額を選べば、より長く、この町の時間を過ごすことができる。中城湾の静かな水を眺めながら、かつての交易の要衝が、いかに新しい時代へ向かっているのかを感じる滞在になるだろう。

