海峡の潮が育てるブリ
長島は、鹿児島県の北西端に浮かぶ島だ。東シナ海と八代海に囲まれ、本土との間には黒之瀬戸という日本三大急潮の一つが流れている。この潮の流れが、島の漁業の骨格をつくっている。
養殖ブリは、長島の主要な産業だ。特に東町漁協所属の薄井漁港が知られている。潮通しの良い海峡だからこそ、身の引き締まった、脂ののったブリが育つ。ぶりの漬けは、その養殖ブリを塩漬けにしたもの。届いた時点で既に味が入っているから、自然解凍して、そのまま白いご飯の上にのせるだけで晩酌の一品になる。冷凍で届くので、食べたい分だけ解凍して、残りは冷凍庫に。一人暮らしの台所でも、家族の食卓でも、ブリの塩辛さが季節を問わず重宝する。

赤土が甘くする、島の農産物
長島の農業は、島特有の赤土に支えられている。ジャガイモは、この赤土で育つと甘みが強くなるという。サツマイモも、一般的な紫の細長いものではなく、白イモ「コガネセンガン」が主流だ。焼酎「島美人」の原料になる品種で、島の産業全体が一つの流れでつながっている。
だが、長島を代表する農産物は、やはり島みかんだ。農学博士の田中長三郎は、この地がウンシュウミカンの原生地だと唱えた。1936年に推定樹齢300年の古木が発見されたこと、戦国時代以前は肥後国に属していたこと、近い八代が小ミカンの発祥地とされていることから、その説は疑いないとされている。DNA鑑定により、種子親が小ミカン、花粉親がクネンボであることが推定された。つまり、この島で自然に交配して生まれた品種なのだ。
しゃりしゃりくずバーは、島の果物を使ったアイスバーだ。安納芋やいちご、そして島みかんなど、季節の素材が凍った形で届く。夏の台所で、冷凍庫から取り出して、そのまま食べる。素材の甘さが、凍ることで一層引き立つ。

海の幸、島の手仕事
長島地魚ギフトは、島で獲れた複数の魚を詰め合わせたものだ。鯖、ブリ、真鯛など、季節ごとに異なる魚が、しめ鯖や塩漬けなど、島の漁師たちが手をかけた形で届く。一つの箱の中に、島の四季と、そこで働く人たちの手仕事が詰まっている。
アカモクは、岩のりの一種だ。海藻として、ボイルしてきざんだ状態で届く。ご飯にかけても、味噌汁に落としても、磯の香りが台所に満ちる。無添加で、島の海から直接、家の食卓へ。