福岡県の東端、山国川を挟んで大分県と向き合う町
吉富町は、福岡県の最東端にある。東西2キロメートル、南北3キロメートルほどの小さな町だ。山国川をはさんで大分県中津市と接し、生活圏も文化圏も中津と一体である。郵便番号も市外局番も中津と同じ。江戸時代から中津藩領として歴史を共有してきた土地だから、この一体感は自然なものだ。
町の産業は、かつての吉富製薬(現・田辺ファーマ)を中心に発展した。今も工場が町内に立地し、経済を支えている。だが、この町の食卓を彩るのは、むしろ海と農の恵みだ。豊前海で育つ海苔、カキ、アサリ。そして、福岡県産の米。
令和7年産の新米が、秋口に届く喜び
元気つくし 白米 5kgは、吉富町から届く米だ。福岡県産のブランド米で、先行予約の形で寄付者に届く。秋口、新米の季節に家に着く。

米は、毎日の食卓の主役だ。朝、炊きたての湯気が立つ白米。昼の弁当に詰める一握り。夜、おかずとともに食べる一杯。季節が変わり、新米が出回る時期は、その年の米の味わいが初めて家に入ってくる瞬間でもある。元気つくしは、福岡県内でも栽培される品種で、粒がしっかりしていて、冷めても硬くなりにくいとされている。毎日食べるものだからこそ、その土地の米を選ぶことは、その土地の季節を家に迎え入れることでもある。
豊前海の一粒、そして切り落とし肉の日常
吉富町の漁港では、「豊前のり」「豊前海一粒カキ」が育つ。海苔は、冬から春にかけて旬を迎える。カキは、秋から冬。天然アサリも、漁協が育成中だ。これらは、中津市の食卓とも共有される食材である。
一方、博多和牛 切り落とし 500gは、定期便で6回にわたって届く。A4からA5ランクの和牛を、切り落とし肉の形で。定期便だから、季節ごとに家の冷凍庫に補充される。すき焼きに、牛丼に、炒め物に。切り落とし肉は、家の台所で最も使いやすい形だ。高級な部位ではなく、日常の食卓に着地する肉である。

吉富町は、企業城下町として発展した町だ。だが、その返礼品は、町の産業よりも、町の周辺の海と農を映している。中津との深い結びつきの中で、この町の食卓は成り立っている。
