海辺の町が、なぜいちごなのか
古賀市は福岡市から北東へ15キロ、玄界灘に面した砂丘地帯だ。西は松原が広がり、東には犬鳴山地から大根川が流れ込む。この地形が、意外な農産物を育てている。
冷凍いちごは、この町の台所に欠かせない季節の手当てだ。生のあまおうは春の短い期間だけだが、冷凍なら一年を通じて使える。朝のヨーグルトに、スムージーに、ジャムを仕込む時に。冷凍いちご(あまおう)は、届いた時点で既に調理の準備が済んでいる。解凍の手間さえ不要な場面も多い。

古賀市の産業は、かつて製材業や製紙業で栄えた。今も機械工業や食品工業の工場が立地する町だが、農の営みも静かに続いている。砂丘という水はけの良い土地は、実は果樹栽培に適している。いちごもその一つだ。
冷凍という保存が、食卓を変える
冷凍いちご(あまおう)約1kgを冷凍庫に常備すると、朝食の選択肢が増える。凍ったままミキサーに入れればスムージーになり、半解凍でジャムを仕込める。子どもがいる家なら、おやつの時間に自然解凍で出すだけで、季節感のある一皿になる。

古賀市は福岡都市圏のベッドタウンとして人口を伸ばしてきた町だ。働く親たちの台所は、時間との戦いである。冷凍いちごは、その現実に寄り添う返礼品だ。
他の返礼品も、この町の暮らしを映している。真蛸のブツ切・スライスセットは、玄界灘の海の恵みを、そのまま酒の肴に。桐製の米びつは、古い産業の町が今も丁寧に作り続ける工芸品だ。
古賀市の返礼品は、派手さより、毎日の食卓にそっと着地する品ばかりだ。
