讃岐平野が育てた米、おいでまい
多度津町は香川県の中部、讃岐平野の南に位置する。北は瀬戸内海国立公園に接し、高見島、二面島、小島、佐柳島といった塩飽諸島の島々が浮かぶ。この地形が、町の食卓を形作ってきた。
推し一品は 多度津町産おいでまい。讃岐平野で育つこの米は、香川県を代表する品種だ。届いた新米を炊くと、粒がしっかり立ち、甘みが口に広がる。朝の白いご飯、夜の味噌汁の具と一緒に、毎日の食卓に着地する。冷めても硬くなりにくく、おにぎりにしても翌日おいしい。家族の食べ方に合わせて、5キロ単位で選べるのも実用的だ。

多度津町は1889年、四国で初めて鉄道が開業した「四国鉄道発祥の地」として知られている。讃岐鉄道が丸亀駅から琴平駅間を結んだ時、多度津駅も同時に開設された。その後、JR四国の多度津工場が町内に置かれ、鉄道と共に歩んできた町だ。古くから海上・陸上交通の要所として栄え、人と物が行き交う場所だった。そうした交通の結節点にあるからこそ、讃岐平野の米も、瀬戸内の海の幸も、町の食卓に自然に集まってくる。
瀬戸内の季節を、定期便で
瀬戸内海鮮「旬」お届けセットは、年5回、季節ごとに旬の魚や貝が家に届く。春の白身、夏の青魚、秋冬の深い味わい。瀬戸内海は潮の流れが複雑で、その時々で異なる魚が獲れる。刺身で食べる日もあれば、煮物にする日もある。町の漁師たちが毎日向き合う海の表情が、食卓に映る。

多度津町の北に広がる瀬戸内海国立公園は、風光明媚な景観で知られている。その海が育てた海産物は、町の産業であり、食文化そのものだ。米と海の幸。讃岐平野と瀬戸内海に挟まれた町だからこそ、両方が揃う。