島の日差しが凝縮した、杏の甘さ
土庄町は瀬戸内海に浮かぶ小豆島の北西部。山々に囲まれた地形が、昼夜の寒暖差を生み出す。その気候が育てた杏を、ドライフルーツに仕上げたのが 島あんずのドライ だ。

届いた袋を開くと、濃い琥珀色の果肉が詰まっている。一粒かじると、砂糖漬けではない、素朴な甘さが口に広がる。島の日差しが何ヶ月もかけて凝縮した味だ。朝食のヨーグルトに混ぜるもよし、午後の紅茶の相棒にするもよし。小ぶりな粒だから、子どもの手にも収まりやすい。三袋セットなので、季節が変わるまで、毎日少しずつ島の夏を食べ続けることができる。
土庄町は古くから農業の町。手延べそうめんやオリーブ栽培で知られるが、こうした果実の栽培も、島の風土に根ざした営みだ。ドライフルーツは、収穫期の短さを補い、一年を通じて食卓に季節を届ける、島の人たちの知恵でもある。
初夏の枇杷、旬の一ヶ月を逃さない
同じく島で育つ 初夏の枇杷 は、出荷期が限られた果実だ。五月下旬から六月下旬、わずか一ヶ月の間だけ、島の枇杷は食べ頃を迎える。届いた時点で、すでに熟度が整っているはずだ。冷蔵庫で冷やして、そのまま食べるのが最も素朴な食べ方。薄い皮をむくと、白い果肉が現れ、甘い香りが手に移る。

一キロという量は、家族で数日かけて食べるちょうどいい分量。毎朝の朝食に、一粒ずつ季節を感じる。枇杷は傷みやすいため、届いたら早めに食べることが大切だ。冷凍して後日食べるのも一つの手だが、旬の果実は、その時期に新鮮なまま食べることが、最も豊かな食べ方だと私は考える。

島の手仕事、ワインとドライレモンで
土庄町の返礼品には、加工の手が入った品も多い。ドライレモン は、柑橘を薄くスライスして乾燥させたもの。紅茶に浮かべると、香りが立ち、酸味が優しく溶け込む。料理の仕上げに散らしても、見た目に彩りが加わる。
小豆島醸造のメルロー は、島で育ったぶどうを木樽で熟成させたワイン。瀬戸内の気候が育てた果実の、深い香りが瓶に詰まっている。晩酌の時間に、グラスを傾けると、島の風景が思い出される—そうした体験が、返礼品の本質だと思う。