錦川の三角州に立つ町
山口県の最東部。広島市と周南市の中間に位置する岩国は、錦川が中国山地から瀬戸内へ注ぎ込む三角州の上に広がっている。江戸時代、吉川氏の領地として城下町として栄え、その後も軽工業の拠点として発展してきた町だ。
町の顔は何といっても錦帯橋。五つのアーチが錦川を跨ぎ、その下を流れる水は山々から運ばれた清冽さを保ったまま、瀬戸内へ向かう。この川が、この地の産業と文化を支えてきた。
地酒に映る、山と水の営み
岩国の酒造りは、この錦川の水と、周辺の山々が育てた米に支えられている。周東町で創業された獺祭の磨き二割三分は、純米大吟醸の最高峰として知られる。精米歩合二十三パーセント——米の中心部だけを磨き上げた、その透明感は、この地の水の清さそのものだ。

晩酌の盃に注ぐと、香りが立ち上る。米の甘さと、仕込み水の柔らかさが一体になった味わい。吉川藩時代の質素倹約の精神が、今も酒造りの姿勢に息づいているのだろう。

同じく岩国の地酒、雁木の純米大吟醸 鶺鴒も、この町の水と米の対話を映している。選べる容量は、一人の晩酌から家族の食卓まで、その時々の暮らしに寄り添う。

橋と城、宿泊で風土を感じる
返礼品として用意された楽天トラベルクーポンは、錦帯橋、岩国城、寂地峡といった町の景観を巡る宿泊に充てることができる。
錦帯橋の畔に泊まれば、夜明けに橋を渡る足音が聞こえるだろう。岩国城からは、錦川が描く三角州の全景が見える。寂地峡は、山代地域の奥へ向かう道すがら、錦川の上流の表情を映す。
町に寄付し、その返礼として地酒を味わい、宿泊クーポンで風景の中に身を置く。それは、岩国という町が何千年もかけて作り上げた、水と山と人の営みを、自分の五感で確かめる時間になる。
