瀬戸内の丘陵地で、樹上完熟まで待つ葡萄
備前市は瀬戸内海に面した丘陵地帯だ。市全体の8割が山林で、平坦な場所は限られている。古代から鉄分を含んだ良質の粘土を産し、中世には備前焼の産地として知られるようになった。その同じ土壌が、今は葡萄畑を支えている。
樹上完熟ぶどう 味くらべセットは、この町の果樹農家が8月中旬から秋にかけて、複数の品種を送る定期便だ。シャインマスカット、ニューピオーネ、あたご梨といった品種が、季節ごとに家に届く。樹上で完熟させるというのは、農家の判断が全てだ。収穫のタイミングを遅らせるほど、糖度は上がるが、雨や病気のリスクも増す。その緊張感の中で、食べ頃を見極めた葡萄が届く。

冷蔵庫から出して、そのまま食べるのが最も素直だ。皮ごと食べられる品種なら、洗ってすぐ口に入れられる。日中の日差しが強い瀬戸内の気候が、果実の甘さを濃くしている。定期便だから、毎月の楽しみが変わる。夏から秋へ、品種が移ろう中で、その年の出来を感じることになる。
岡山平野の東端で、米も育つ
備前市の南西端、香登地区は岡山平野の最東端に当たり、僅かに平野が開ける。吉井川が北から南へ流れ、その流域で稲作が営まれてきた。

岡山県産米 無洗米は、出荷時期を選べる定期便だ。無洗米なので、研ぐ手間がない。朝、水を注いでスイッチを入れるだけで、白い飯が炊ける。毎日の食卓に、産地の顔が見える米が届く。

6品種食べ比べセットなら、同じ岡山県産でも品種による違いを知ることができる。粘りの強い品種、香りが立つ品種、粒がしっかり立つ品種。毎食、米の個性を味わう。白飯だけで食べるのが、最も品種の違いが分かる。おかずは控えめに、米の味を主役にする食べ方が、この町の米の本質を引き出す。
土地の記憶が、食卓に着地する
備前焼の窯が立ち並んだ伊部地区の煙突は、今も町の風景だ。その同じ土が、葡萄と米を育てている。古い産業と新しい農業が、同じ地層の上で営まれている。寄付して届く返礼品は、その重なりを食卓で感じさせる。
