盆地の寒暖差が、柿を甘くする
和泉山脈と紀伊山地に挟まれたかつらぎ町は、夏は猛暑、冬は冷え込む。その寒暖差こそが、この町の果樹栽培を支える。特に秋口、紀ノ川沿いの四郷地区では、柿の木が一斉に色づく。
平核無柿は、この町が日本一の生産量を誇る品種だ。種がなく、甘みが濃い。届いた柿を手に取ると、皮の色が深い。秋の日差しをたっぷり浴びた証だ。冷蔵庫で冷やして食べると、果肉がしっとり。朝食の定番になる。あるいは、皮をむいて白い器に盛れば、それだけで秋の食卓になる。

同じ四郷地区で作られる串柿も、この町の顔だ。柿を串に刺して干す。手間のかかる仕事だが、11月の串柿まつりの時期には、町全体が甘い香りに包まれる。
年中、何かが実っている台所
かつらぎ町の農業は、柿だけではない。イチゴ、梅、桃、梨、ブドウ、柑橘類。季節ごとに観光農園が開く。この町を「フルーツ王国」と呼ぶゆえんだ。

清見オレンジは、冬から春にかけて届く。酸味と甘みのバランスが良く、朝絞ったジュースは目覚めの一杯になる。あるいは、皮をむいて、そのまま食べる。手が香りで満たされる。

観音山フルーツの詰め合わせは、春から初夏にかけて。何が入っているかは季節次第。届いた箱を開ける楽しみが、この町の返礼品の特徴だ。
油も、この町の産業
かつらぎ町は、かつて江戸時代に川上酒や川上木綿の産地だった。今、その手仕事の精神は、こめ油に受け継がれている。
こめ油 1500g×2本は、米ぬかから搾った油だ。揚げ物に使うと、衣がカリッと仕上がる。天ぷらの衣も、素材の味を邪魔しない。毎日の調理に、静かに寄り添う返礼品だ。大容量の15kg セットなら、家族が多い台所の一年分になる。
この町を選ぶ理由
かつらぎ町の返礼品は、観光地の土産ではなく、台所の日常だ。盆地の寒暖差が育てた柿は、毎年同じ季節に届く。油は、毎日の調理に使う。季節の果実は、その時期の食卓を彩る。
この町に寄付することは、盆地の地形が生んだ農業を支えることでもある。
