古い土地に、新しい仕事
藤井寺は、古い。4~6世紀、古市古墳群に次々と古墳が造営された。8世紀中頃、葛井寺が創建された。古代には河内国の国府が置かれ、竹内街道や東高野街道が通じていた。そうした時間の重さが、この町の地層に沈んでいる。
一方で、この町は新しくもある。大正末期から昭和初期、大阪鉄道が藤井寺駅付近に住宅や教材園を建設し、田園都市として発展させた。昭和41年の市制施行から、ベッドタウンとして人口を受け入れてきた。古い歴史と新しい営みが、同じ地面の上で共存している。
そうした藤井寺で、地ビールを醸す仕事がある。河内乃えーるは、季節ごとに仕込みを変える。春夏秋冬、その時々の素材と気候に応じて、レシピを組み替える。3本セットで届くのは、その季節の顔ぶれだ。

小さな醸造所だからこそ、季節に応じた仕込みができる。大量生産では難しい、その時期だけの麦芽や香料を選ぶ。仕込みの時間も、出来上がりの味わいも、季節によって異なる。冬の濃厚さ、春の爽やかさ、夏の軽さ、秋の深さ——それぞれが、その季節の藤井寺の空気を映している。
晩酌の時間に、町の手仕事を知る
届いたビールを冷やして、グラスに注ぐ。その瞬間、泡立ちの具合、色合い、香りが、その季節の仕込みを物語る。一口目は、麦の甘さと苦さのバランスを感じる。二口目以降、その季節の香料の輪郭が浮かぶ。
晩酌の時間は、ゆっくりしたものだ。仕事から帰って、家族と食卓を囲む。その時間に、藤井寺の小さな醸造所の手仕事が、グラスの中にある。古い町で、新しい仕事をしている人たちの、季節ごとの判断と工夫が、ビールの味わいに詰まっている。
美陵ビール24本セットは、その仕事をより深く知る道だ。6種類、各4本ずつ。飲み比べることで、季節の違いだけでなく、醸造所の複数のレシピを一度に味わえる。どの組み合わせが好きか、どの季節の仕込みが自分の舌に合うか、そうした発見が生まれる。

甘さと塩辛さの間で
食事の後、デザートとしても。季節のふるーつ大福は、6個入り。季節ごとに異なる果実を使う。いちご、みかん、ぶどう、梨——その時期に旬を迎える果実が、大福の中に包まれている。
白い求肥の中に、冷えた果実と、甘さ控えめの餡。一口かじると、果実の酸味と甘さが、求肥の柔らかさと交わる。晩酌の後、ビールの余韻が舌に残っているうちに、この大福を食べると、甘さと塩辛さの間で、新しい味わいが生まれる。
古い町で、季節を感じながら、小さな仕事の積み重ねを味わう。それが、藤井寺の返礼品が届けるものだ。
