根尾川が刻んだ地形、そこに育つもの
本巣市は、揖斐川水系の根尾川が南に向かって貫流する町だ。上流の金山峡谷から下流の扇状地へと流れ落ちる川が、肥沃な平野をつくり、そこに人と農が根付いてきた。北は福井県に面し、南は岐阜市に隣接する。市の南部は住宅地や工場が密集する一方で、北部の旧根尾村区域は山林が大半を占める。この地形の二面性が、本巣の食卓の豊かさを支えている。
降雪量が多く、旧根尾村は豪雪地帯に指定されている。年平均降水量は3247.8mm、年平均降雪量は346cmという、水と雪に恵まれた土地だ。こうした気候が、秋から冬にかけて、ある果実を最高の状態で育てる。
秋の台所に、富有柿が届く
本巣市の秋冬の返礼品の中心は、富有柿だ。この町は「柿の王様」と呼ばれる富有柿の産地として知られている。寄付すると、訳ありの柿が3kg、6kg、あるいはお試しの8個(約1.3kg)で届く。

訳ありというのは、形が少し歪んでいたり、傷が入っていたりするものだが、味に変わりはない。むしろ、そうした柿こそが、家の食卓に着地しやすい。届いた柿を、朝食の皿に並べる。皮を剥く手の感触、甘さが口に広がる瞬間。秋から冬へ移ろう季節の中で、毎日のように食べることになる。
柿は日持ちがする果実だ。冷蔵庫に入れておけば、数週間は保つ。朝食に、おやつに、あるいは夜の一杯の後に。家族の誰かが「柿、ある?」と聞く。そういう日常が、秋から冬にかけて続く。
肉と米、根尾川の流域が育てるもの
本巣市の返礼品は、柿だけではない。飛騨牛の切り落としも、この町から届く品だ。250gから2kgまで、複数のサイズが選べる。切り落としは、すき焼きや牛丼、炒め物に向く。肉の質が良いほど、シンプルな調理ほど、その良さが引き立つ。

米も、本巣市の食卓の基本だ。4品種の食べ比べ定期便は、4ヶ月間、毎月5kgずつ、異なる品種が届く。新米の季節から冬へ、米の味わいの変化を、毎月の食卓で感じることになる。
根尾川が育む平野の米、山里の気候が育む柿、そして飛騨の牛肉。本巣市の返礼品は、この町の地形と産業が、どう食卓に着地するかを、具体的に示している。
選び方—季節と家族の食べ方で
本巣市への寄付を考えるなら、まず秋から冬の柿を基本に考えるといい。訳ありの柿は、量が多く、毎日食べるのに向いている。その上で、肉や米を組み合わせる。飛騨牛の切り落としは、週に何度か肉を食べる家庭なら、250gから500gのサイズから始めるのが現実的だ。米の定期便は、家族の人数と食べる量を考えて、3kg、5kg、あるいは6品種の食べ比べから選ぶ。
本巣市は、4つの町村が合併してできた市だ。その分、返礼品も多様だ。しかし、どれを選ぶにせよ、根尾川が流れ、山と平野が共存する、この町の風土が、食卓に届く。それが、本巣市への寄付の実感になるはずだ。
