信濃川沿いの盆地で、雪が米を育てる
十日町盆地を流れる信濃川は、日本一長い河川だ。その河岸段丘が織りなす地形と、年間967センチを超える豪雪——この二つが、この町の食卓を決めている。
冬の積雪は市街地でも2メートルを超える。かつてこの雪は、麻やカラムシを撚る副業の季節をもたらした。江戸時代、越後縮として全国に流通した織物の背景には、雪に閉ざされた冬の手仕事があった。その同じ雪が、春から秋にかけて田んぼに豊かな水をもたらす。
信濃川の水量は、かつて70年間、首都圏の鉄道動力に奪われていた。河原砂漠と呼ばれるほど枯渇していたその川が、2008年に奔流を取り戻した。その復活とともに、この盆地の米作りも新しい段階に入った。
推し一品:魚沼産コシヒカリ 5kg
魚沼産コシヒカリは、この町の産業の中心だ。全域で稲作が広がり、川沿いの大きな水田と、中山間地の棚田が点在する。寄付すると届くのは、令和7年産の5キロ。炊き方ガイドが付いている。
新米の季節、このコシヒカリを炊くと、粒が立つ。冷めても甘みが残る。朝食の茶碗に盛ると、おかずがなくても食べ進む。この米は、盆地の冬と春の水、そして農家の手が一粒に詰まっている。白飯として食べるのが、最も素直な食べ方だ。
冬の晩酌:地酒との組み合わせ
十日町の冬は長い。その晩酌に、十日町の地酒「天神囃子」がある。純米吟醸と本醸造の2本セット。冷たい夜、湯呑みに注ぐと、米の香りが立ち上る。この酒も、この町の米から生まれたものだ。

コシヒカリの白飯と、地酒の組み合わせ。それは、盆地の農家と蔵元が、同じ水と米で作り上げた関係性を、食卓で味わうことになる。
クラフトビールという新しい選択肢
一方、クラフトビール 2種 330ml 計4本も、この町の新しい顔だ。IPA とHazy IPA の瓶ビール。夏の食卓や、友人との集まりに、地元の醸造所の味わいを持ち込める。

十日町は、ソフトウェア産業でも県内有数の集積地だ。新しい産業と、古い農業・織物の伝統が共存する町。その多様性が、クラフトビールのような新しい食文化も育てている。
米粉パンから、米の未来へ
近年、十日町産魚沼コシヒカリの米粉を使った米粉パンなど、商品開発も盛んだ。米を米として食べるだけでなく、粉にして新しい食べ方を提案する動きもある。
この町に寄付すると、その返礼品は、盆地の水と雪が育てた米の、複数の顔を家に届ける。白飯として、酒として、ビールとして。季節ごと、食卓の場面ごとに、十日町の風土が味わえる。
