川沿いの穀倉地帯から、新米が届く
睦沢町は千葉県南東部、房総丘陵の西側に位置する小さな町だ。町のほぼ中央を埴生川・瑞沢川・長楽寺川が流れ、その川沿いは「上総地区屈指の穀倉地帯」と呼ばれている。肥沃な農地が展開する土地で、米作りが営まれてきた。
むつざわ米 コシヒカリ 15kgは、その川沿いの田で育ったコシヒカリだ。新米の季節、9月下旬から10月にかけて先行予約で届く。15キロという量は、一人暮らしなら2ヶ月分、家族なら1ヶ月弱。秋口から冬へ向かう食卓に、毎日のご飯として着地する。

米を炊く時、水加減を少し控えめにすると、粒がしっかり立つ。朝日が当たる食卓で、白い湯気が立ち上る。新米特有の甘さと香りは、おかずがなくても食べ進む。冷めても硬くなりにくいのは、この地の米の特性だ。
家の米びつに、町の季節を詰める
コシヒカリ 5kgは、より小ぶりな単位。一人暮らしや、米の鮮度を保ちたい家庭向けだ。精米されて届くので、開封したその日から炊ける。米びつに移す時、前の米を使い切るタイミングを計る。そうして季節が回る。

睦沢町の米作りは、この町の基幹産業である農業の中心だ。温暖な気候、川沿いの肥沃な土地、そして作り手たちの手が、毎年この米を育てている。寄付を通じて届く新米は、単なる食材ではなく、その町の秋の営みが家に着地する瞬間でもある。
米を研ぐ手、炊飯器のスイッチを入れる音、ご飯をよそう時の湯気。日々の食卓の中で、睦沢町の土地と季節が、静かに息づいている。
