利根川が運んできた土地で、米を作る
加須は埼玉県の北東端、利根川と渡良瀬川に挟まれた低地にある。古くから水運が発達し、宿場町として栄えた町だ。その地形の恩恵は、何より農業に表れている。
ピロール米 夢ごこちは、この町の米作りの現在を映す一品だ。ピロール農法という栽培方法で育てられた米で、5キロか10キロ、精米か玄米かを選べる。届いた時点で、自分の食べ方に合わせて選べるというのは、実用的だ。

毎日の炊飯に使う米だからこそ、産地の土と水が直結する。加須低地の平坦な地形は、かつてカスリーン台風の水害でも、利根川の旧河道の自然堤防上に発達した市街地は浸水を免れたという。その地盤の上で、丁寧に作られた米が家に届く。白飯として、あるいは雑炊や炊き込みご飯の下地として、季節ごとに食卓に着地する。玄米を選べば、精米の手間も自分のペースで調整できる。
晩酌から昼食まで、吉野家の牛丼
一方、吉野家の冷凍牛丼の具は、別の食べ方を提案する。5食から30食まで選べ、定期便にも対応している。

冷凍で届く牛丼の具は、ご飯さえあれば、仕事から帰った夜や、休日の昼に数分で食卓に上る。上記の米があれば、その米の上に乗せるだけで、一杯の牛丼が完成する。保存も効くので、ストックしておけば、急な来客や、自分たちだけの簡単な食事の時間を作るのに重宝する。
加須は東武伊勢崎線が東西に横断し、東北自動車道も貫く交通の要所だ。そうした利便性の中で、日々の食卓を支える品々が、この町から届く。米と牛丼。地域の産業と、全国の食卓をつなぐ返礼品たちだ。
金細工の技も、この町から
返礼品の中には、24金のネックレスのような工芸品も選べる。加須の産業は農業だけではなく、こうした細かな手仕事の伝統も持つ町だ。ただ、毎日の食卓を支えるのは、やはり米であり、手軽な食事である。
