冬が深い町だから、米が引き締まる
塩谷町は栃木県の北部、高原山の南麓に位置する人口1万人余りの町だ。町域の6割が山林で、南北21km、東西18kmの三角形をした地形。冬は厳しく、近年でも-10℃を下回る気温が何度も記録されている。こうした気候が、この町の米作りを特徴づけている。
寒冷地での稲作は、生育期間が長くなる。ゆっくり時間をかけて、デンプンが蓄積される。秋口の朝晩の気温差も大きく、米粒に甘みと硬さが同時に生まれる。令和7年産コシヒカリ玄米30kgは、そうした環境で育った米だ。

玄米で届くということは、精米のタイミングを自分で決められるということ。家に着いてから、食べる直前に精米する。そうすると、米の香りが立つ。冬の朝、炊きたての白米を口に入れると、粒の芯までしっかりしていることがわかる。冷めても硬くなりにくく、おにぎりにしても、翌日食べても米の味が残る。
小さな町の農業を支える、米作りの現場
塩谷町の農業は、スプレー菊やヤーコンといった特産品も知られているが、米作りは町の基盤だ。高原山からの清水が流れ込む田んぼで、丁寧に育てられている。
有坂ファームの令和7年産コシヒカリ精米は、容量を選べる返礼品。家族の人数や食べるペースに合わせて、必要な量を選ぶことができる。精米済みなので、届いたその日から炊ける。毎日の食卓に、塩谷町の米が着地する。

冬が長く、春が遅い町。そうした風土の中で、米は一粒一粒、時間をかけて成熟する。その米を食べることは、この町の季節、この町の土地を、自分の食卓に迎え入れることなのだ。
