山に囲まれた盆地の米
二戸市は岩手県の北端、奥羽山脈と北上山地に挟まれた盆地にある。馬淵川と安比川が市域を貫き、折爪岳と稲庭岳が東西を守る。総面積の七割が山林原野だ。
この地の気候は厳しい。年平均気温は9.8℃。冬は-15℃を下回る日が珍しくなく、年間降雪量は280cm。豪雪地帯に指定されている。だが降水量は岩手県内で最も少ない。つまり、寒冷で乾燥した、大陸性気候の極地だ。
そうした環境が、米を研ぎ澄ます。銀河のしずくは、この盆地で育つ。寒暖差の大きさが、米の粒を引き締める。冬の厳しさが、春の芽吹きを促す。届いた米を炊けば、粒立ちの良さが手に取るようにわかる。冷めても甘みが残る米だ。朝食の茶碗に、晩酌の肴の傍らに。季節を問わず、毎日の食卓に置きたくなる一品である。

寒冷地が生む酒
米があれば、酒がある。南部美人の純米大吟醸は、この地の蔵が仕込む。寒冷な気候は、酵母の活動を緩やかにし、複雑な香りを引き出す。冬の夜、湯気の立つ盃に注ぐ。米の甘さと、山の水の清涼さが一体になった味わいが、体を温める。

温泉と宿
山間の厳しさは、同時に温泉をもたらす。金田一温泉は国民保養温泉地に指定されている。楽天トラベルクーポンを使えば、市内の対象施設で湯に浸かることができる。冬の雪見風呂、春の新緑の湯。季節ごとに、この地の自然と向き合う時間が生まれる。
寄付をすれば、米と酒と温泉。二戸の風土が、家に、そして身体に届く。
