山と川に囲まれた町の、海の幸
遠軽町は北大雪山系の東麓から湧別川流域へと広がる、東西47km、南北46kmの広大な町だ。武利岳(標高1,876m)はオホーツク管内の最高峰。町の大半は山林で、市街地は旧4町村に分散している。遠軽の中心部は標高74mと低いが、白滝地区は357mまで上がる。
この地形が生んだのは、内陸でありながら海の産物を活かす暮らしだ。オホーツク海に面した北海道の漁場から、冷凍で運ばれてくるタコ。寒冷地の気候と、山に囲まれた保存環境が、その品質を守る。北海道産タコのスライスは、250gずつ4パックに分けられている。解凍して刺身で、あるいは軽く炙ってから酢の物に。一度に全量を使わず、何度も食卓に呼び出せる配慮だ。

遠軽町は1896年、プロテスタントの北海道同志教育会によって開拓が始まった珍しい歴史を持つ。学田農場の入植者たちが基礎を築き、やがて商業と農業、林業の町へと成長した。現在も陸上自衛隊遠軽駐屯地が置かれ、町の産業を支えている。
旅の拠点として、町に泊まる
町の西端には北見峠があり、道央圏とオホーツク海側を結ぶ主要ルートの結節点として栄えてきた。遠軽駅はかつて旧名寄本線と石北本線の接続駅として機能し、国鉄遠軽機関区など現業機関が多く置かれていた。

その交通の要衝としての立地を活かし、楽天トラベルクーポン(20,000円分)で町内の対象施設に泊まることができる。大雪山系への登山口、白滝ジオパークの旧石器時代の黒曜石産地、湧別川沿いの自然。町を拠点に、山と川の風景を巡る旅が始まる。

遠軽町は2005年、旧遠軽町、生田原町、丸瀬布町、白滝村の3町1村が対等合併して新たに設置された。その町域は、1919年の遠軽村設置当初の領域と同じになっている。百年以上の時間が、この土地に積み重なっている。
