塩狩峠の麓で、米が北上した
和寒町は、北海道の上川地方北部、塩狩峠の麓に広がる町だ。年平均気温6.4℃、冬は氷点下30℃を下回ることも珍しくない。降雪量は745センチメートル。こうした極寒の地で、いま米が作られている。
戦前、この町は稲作の北限より北に位置していた。だから畑には除虫菊が植えられ、山奥まで小学校が建てられた。しかし戦後、品種改良により稲作の北限が北上し、寒冷地用の米が育つようになった。平地の菊畑は田園に変わり、いまこの町は米の産地として知られている。
私は、この転換を単なる産業の変化とは見ていない。極寒という風土が、人の手と工夫を呼び込み、その結果として米という新しい食べ物がこの土地に根付いた。それが和寒の米だ。
家の食卓に、塩狩峠の冬を迎える
和寒産ななつぼしは、新米予約で届く。秋の収穫を待つ間、あなたの台所は、この米を迎える準備をする。

ななつぼしは、北海道を代表する品種だ。粒が揃い、炊くと白く輝く。冷めても硬くなりにくく、おにぎりにしても、翌日の弁当でも、食べ手を裏切らない。寒冷地で育つ米だからこそ、粘りと甘みのバランスが取れている。
届いた米を、まず白く炊く。湯気が立ち上る。一杯目は、何も添えずに食べる。米の甘さが口に広がる。それから、漬物、塩辛い佃煮、味噌汁。和寒の冬の食卓は、こうして始まる。
米食べ比べセットなら、複数の品種を一度に試せる。ななつぼしの他、この町で育つ別の品種を食べ比べることで、同じ塩狩峠の麓でも、品種によって味わいが異なることに気づく。それは、この町の米作りの奥行きを知ることでもある。

極寒の地で、人が米を育てる。その営みが、あなたの食卓に届く。和寒の返礼品は、そうした距離感を縮めるものだ。
