山のふもとの道
留寿都村の名は、アイヌ語で「道が山のふもとにあるという意味」だという。北海道の後志地方、羊蹄山の南西麓に位置するこの村に入ると、その言葉の意味が地形として見える。尻別岳、貫気別山、竹山。幾つもの山々が村を囲み、その間を川が流れ、人の営みはその隙間に細く続いている。
冬、この山麓はスキーの季節になる。1972年にスキー場が開業して以来、村は季節ごとに表情を変える場所になった。春から秋は農地が広がり、馬鈴薯やアスパラガスが育つ。冬は白く染まった斜面に人が集まる。
留寿都の宿泊クーポンは、その季節の移ろいを身体で感じるための切符だ。寄付すると、村内の対象施設で使えるクーポンが手元に届く。冬の夜、温泉に浸かりながら窓の外の山々を眺める。朝、スキー場へ向かう前に、村の食卓に並ぶ地の野菜を食べる。そうした小さな時間の積み重ねが、この村を知ることになる。

季節を泊まる
留寿都村には留寿都温泉がある。山に囲まれた小さな温泉地だ。冬のスキーシーズンに訪れるのも良し、夏の農繁期を過ぎた秋に、静かな山麓で過ごすのも良し。より大きなクーポンを選べば、連泊や家族での滞在も視野に入る。

村は小さい。人口は2000人に満たない。だからこそ、泊まる度に同じ顔に会い、季節ごとの変化が鮮明に映る。春の雪解け、夏の緑、秋の実りの準備、冬の白。山のふもとの道を何度も往復することで、この村の四季が身体に刻まれていく。

返礼品は旅そのものではなく、その旅を支える宿泊の時間だ。村に泊まることで、初めて見える風景がある。
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